令和7年春の静岡県のスギ花粉予報
【調査機関】
静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター
【調査結果】
形成された雄花の量(全県の平均)は、平年(平成26年度から令和5年度までの直近10年間の平均)に対して1.8倍であった。昨年度(令和6年春)と比べると2.7倍となる。花粉の本格的な飛散開始時期は、1〜2月の気温に影響されるが2月中旬頃から。但し、浜松市内は愛知県からのスギ花粉飛散も考慮する必要がある。
スギ雄花の着花指数の経年変化

花粉症対策のポイント
花粉をなるべく浴びない・吸わない工夫をしましょう
【室外編】
外出前...
1. 花粉情報のチェック
テレビ・インターネット・新聞等で花粉情報や天候をチェックしましょう。
2. 花粉症対策の服装
- メガネ(ゴーグルタイプが効果的)
- 花粉対策マスク
- 毛織物は避ける
- つばの広い帽子
帰宅時...
3. 玄関の外で花粉を落とす
コートや帽子、カバンはまず軽くはたき、固く絞ったタオルなどでさっと拭きとりましょう。
4. 手洗い、うがい、洗顔、シャワー
【室内編】
1. 花粉の多い日は窓を閉める
気温が高く湿度が低い日や風が強い日、雨上がりは花粉の飛散量が多くなります。換気する場合は換気扇がオススメです。
2. 布団は干さずに乾燥機で
3. 洗濯物は乾燥機か室内干しで
外に干したときは、取り込む際に洗濯物表面の花粉を払いましょう。
4. こまめな掃除
ほこりが立たないように掃除しましょう。拭き掃除がオススメです。
5. 日頃の体調管理
十分な睡眠とバランスの良い食事、適度な運動を心がけましょう。
症状が出た後で治療すれば治る?
一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になり、悪化していきますので、症状がひどくなる前から早めの治療をおすすめします。花粉の飛散予測日から、第2世代抗ヒスタミン薬などの経口治療薬を前もって飲み始めることで発症時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できます。

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