令和2年春のスギ花粉予報


令和2年春の静岡県内のスギ花粉発生量は「少ない」見込みです。


花粉飛散量の基礎知識
  • 花粉の量は、前年夏の日照時間に影響される
  • 特に6〜7月の気象状況や日照時間が、翌年の花粉の飛ぶ量に強く影響する
  • 前年の花粉量が少なかった地域は,その翌年多くなる傾向



 前年夏、特に6月〜7月の日照時間が長いほど多く飛ぶ傾向にあります。2019年6月〜7月の気象状況を見ると、6月には関東から北日本にかけて雨が多かった他、7月は全国的に記録的な冷夏となり東北南部から九州にかけての日照時間が過去10年で最も短くなりました。また、多く飛んだ年の翌年は花粉量が減少する傾向がありますが、2019年度まで5年連続で飛散量が多くなっています。

 このように、2020年は花粉が少なる条件が揃っているため、過去10年平均の飛散量と比較して40%から70%程度となる地域が多くなると予測されます。





 静岡県農林技術研究所森林・林業センターでは、平成16年から平成25年までの10年間、継続調査を行ってきた県内全域90箇所の雄花の着花指数の平均値(955.5)を100とし、各年における相対値を求め、花粉の発生量の度合いを「花粉発生度」とし、下表のとおり、5段階評価で判定。


花粉発生度の判定基準



 令和2年春のスギ花粉の発生は、相対値が57となり、花粉発生度は少ないと判定。


花粉発生度




花粉飛散時期の基礎知識
  • 花粉の飛散開始は前年11月〜12月の気温が低いと早くなり、高いと遅くなる傾向がある
  • 1月〜2月の気温が高いと早まり、低いと遅くなる傾向がある



 スギ花粉の飛散開始は、その前年の11月の気温に左右されるといわれています。前年の11月から12月にかけての気温が低い程スギの雄花が休眠から覚醒するのが早くなります。さらに休眠覚醒後の1月以降の気温が高い程花粉が飛散を始める時期が早くなります。2020年春は全国的に例年並みか例年よりやや遅くに飛びはじめる見込みです。静岡県では、本格的な飛散開始時期は、1〜2月の気温に影響されますが、2月中旬頃からと思われます。





症状が出た後で治療すれば治る?

 一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になり、悪化していきますので、症状がひどくなる前から早めの治療をおすすめします。

 花粉の飛散予測日から、第2世代抗ヒスタミン薬などの経口治療薬を前もって飲みはじめることで発症時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できます。

 詳しくは耳鼻咽喉科Q&A:はな編を参照してください。


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