耳鼻咽喉科Q&A:のど編


Q:
のどの奥に白っぽいものが分泌されます。ある程度たまると小さな塊が口の中に落ちてきます。口臭が気になります。取った方が良いでしょうか。

A:
@どういうものでしょうか。

専門的な言葉では、膿栓(のうせん)と呼ばれます。のどの奥にたまって細菌やウイルスの死がいが固まったものです。のどの左右にある扁桃には、直径3〜4ミリほどの腺窩(せんか)という穴がいくつも開いています。この穴にたまったものが、ある日ころんと口の奥に落ちてくるのです。

A病気と関係があるのですか。

膿栓(のうせん)は、慢性扁桃炎(まんせいへんとうえん)に伴って多く見られます。細菌やウイルスによる炎症が続いたままになる状態で、軽ければ自覚はありません。扁桃は通常でも細菌と戦っており、うみができているのですが、慢性扁桃炎になるとその量が増え、穴の周囲が腫れてたまるわけです。

B治療は必要でしょうか。

炎症が慢性化すると、なかなか治りにくいのですが、白い塊が落ちてくるだけで、発熱や痛みなどほかの症状がなければ、それほど心配はありません。気になる人は、うがいでのどを清潔に保つことが一番です。水かうがい薬で4回以上のうがいを1日3度ほどすれば、細菌の増殖は防げるはずです。

C膿栓(のうせん)は取った方が良いのでしょうか。

周囲を刺激し、かえって炎症を大きくする恐れがありますので、自分で膿栓(のうせん)を取ることはやめた方が良いでしょう。どうしても取りたいのであれば、耳鼻咽喉科できれいにしてもらう方法もあります。

D口臭の原因になるのでしょうか。

よほどたくさんついていない限り、口臭に結びつくわけではありません。慢性扁桃炎で口臭のある方もいますが、たいていは胃炎などのほかの病気が原因です。神経質に考えることはないでしょう。歯肉炎歯槽膿漏(しそうのうろう)も口臭の原因になりますので、歯磨きを丁寧にして、口の中を清潔にするように心がけましょう。

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