耳鼻咽喉科Q&A:めまい編


【はじめに】

 めまいは頭痛、しびれなどと共に原因がわかりにくく、またいろいろな病気でみられる不快な症状の1つです。まためまいを繰り返しますと、命に関係したり、だんだん耳の聞こえが悪くなることもあり、快適な社会生活への赤信号のこともあります。当院では耳の中(内耳)や自律神経、脳血管の障害によっておこるめまいについて治療しています。内耳や自律神経によるめまいは、直接命に関わりませんが、ひどくなれば、日常生活、社会生活が不自由になりAmenity of Life (生活の快適さ)が損なわれますので早めに診察を受けましょう。



Q1:
めまいとともに耳鳴り、耳が聞こえにくく(難聴)なったらどうしたら良いですか?

A1:
突然“天井がぐるぐる回るめまい”
片側の耳の耳鳴り難聴が起こる場合はメニエール病が考えられます。この病気は強い吐き気を伴いますので不安感、恐怖心を生じることがありますが、命に別状はありません。めまいが起こった場合は、体を動かさないでベットで休まれるのが良いでしょう。症状がひどい場合は入院をお勧めします。ひどいめまいがおさまれば、なるべく早く耳鼻科医を訪れ、詳しく検査してもらいましょう。

【メニエール病とは】

耳の内耳という場所に内リンパ液がたまり、内耳にむくみ(水腫)が起こることが原因とされる病気



【日常の注意】
ストレスをさける


心身を休める


急に体を動かさない



暴飲暴食をしない


大きい音を聞いたり
チラチラするものを見ない


ひどい時は入院を




Q2:
あおむけの状態で、頭を横にした時、めまいが起こる場合はどうしたら良いでしょうか?

A2:
あおむけの状態で、頭をゆっくり右または左に傾けた時に10数秒前後続く、強い“天井がぐるぐる回るめまい”にむかつき感を伴う場合は良性発作性頭位めまい症が考えられます。この病気のめまいは、めまいが起こらない楽な頭位や体位をとって、安静に寝て頂くことがとりあえずの治療でしょう。少しおさまってくると、若干つらいかもしれませんが、積極的にめまいを起こす頭位や体位を繰り返しますと、だんだんめまいは起こらなくなってきます。めまいが少し良くなれば、耳鼻科で耳の中(内耳)の働きを検査してもらいましょう。

トピックス:良性発作性頭位めまい症(BPPV)を自宅で治す方法



Q3:
急に耳が聞こえにくく(難聴)なり、めまいが起きたときはどうしたら良いですか?

A3:
今まで健康な人が、ある日突然、片側の耳の難聴、耳鳴りが起こる場合は、突発性難聴が考えられます。この病気は、“天井がぐるぐる回るめまい”を伴う場合と伴わない場合があります。めまいがひどい場合は、難聴も重症で治りにくいことが多いようです。命に別状はありませんが、早期治療が第一ですので、一日でも早く近くの耳鼻科を受診してください。

【突発性難聴とは・・・】

内耳の循環障害、ウイルスなどが原因で起こると言われていますが、良く分かっていない病気

【診断のポイント】

メニエール病と間違えやすい病気ですが、めまい発作は1回だけで繰り返し起こりません。



Q4:
精神的な原因でもめまいはおこりますか?

A4:
精神的なストレス、過労が続きますとめまいが起こることがあります。自律神経失調症といわれるもので、若い人や女性の方に多く見られます。精神的な原因でおこるめまいは以下のようなめまいが多いようです。あまりひどい症状ではないようですが、はっきりした病名が分からず、良くも悪くもならないことが多いようです。こんな症状があれば、心療内科や精神神経科を受診され、相談されることをお勧めします。

【精神的な原因でよく見られるめまい】

1.“ふわふわした感じ”の動揺感
2.立ちくらみ
3.失神感





 めまいはストレス病といわれています。日頃からストレス解消法を持っていただければ、不快な“めまい”も忘れることだろうと思いますので、いろいろ試して下さい。

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